Zen-Cart.JPご紹介・弊社の取り組み：Webシステム開発のアークウェブ(東京都中央区)

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日本でも高機能なECサイト構築の定番ソフトウェアとなった「Zen Cart」ですが、アークウェブが中心となって日本語化がスタートしたのは2003年末のことです。
日本語版配布サイトの「Zen-Cart.JP」では、アークウェブのスタッフはもちろん、多数のボランティアの開発者やショップオーナーたちがZen Cartがよりよいものになるようさまざまな取り組みをしています。

日本語公式サイト「Zen-Cart.JP」について

Zen Cart 日本語公式サイト http://zen-cart.jp/

Zen Cart日本語版の配布場所でありユーザーや開発者のコミュニティでもある「Zen-Cart.JP(ゼンカート・ジェーピー)」は、アークウェブが立ち上げました。

アークウェブでは、これまでも多数のオープンソースソフトウェア(OSS)の動向を調べたり試用するなどをしてきましたが、2003年の終わりに顧客案件の調査中にZen Cartと出会いました。とても高機能なソフトウェアであることがわかり、2004年1月からボランティアで日本語版の開発に着手しました(初期協力：株式会社フラッツ)。
そして6月には「Zen-Cart.JP」をオープン、「Zen Cart日本語版」をGPL(GNU General Public License )のもと配布スタートすることができました。現在では、多くの開発者やショップ運営者たちがボランティアとしてZen Cartコミュニティを支えてくださっています。

なお、Zen-Cart.JPはZen Cartにご興味があればどなたでも参加できるコミュニティです。ぜひアクセスしてみてください。

Zen-Cart.JP　アークウェブがやってきたこと

アークウェブは、日本のネットショップオーナーや開発者が安心してZen Cartを活用できるよう、コミュニティのメンバーと協力しながら、次のようなサポートを無償で続けています。

Zen Cart日本語版のプログラム修正や翻訳作業
セキュリティ(脆弱性対応)パッチの作成
公式サイト「Zen-Cart.JP」のインフラ提供(現在はメインはSourceForge.JP)
公式サイトのコンテンツの作成と管理
広報活動や各種問い合わせへの対応

お客様の受託仕事を抱えながらの貢献ですので決して十分な量・クオリティとは言えませんが、アークウェブのスタッフはZen Cartに愛着を持ち、多くの人に活用されているソフトウェアを支えていることを誇りに思っています。

また2008年に出版されたZen Cart日本語版の公式ガイドブック「Zen Cartによるオンラインショップ構築・運用テクニック」(発行：秀和システム)の執筆には、アークウェブからも多数のスタッフが参加しました。

Zen-Cart.JP　アークウェブの取り組み(2009年版)

Zen Cartの導入企業がますます増えるにつれ、アークウェブではこれまで以上にZen Cartの発展のためにリソースを注ぐことが重要だと考えています。そこで2009年は、以下の3つを実現するよう努めます。

「Zen Cart 2.0」の日本語化に取り組みます

Zen Cart 2.0がリリースされ次第、Zen-Cart.JPの皆さんと共に、レビュー、ローカライズ作業・カスタマイズ箇所の洗い出しを行い、速やかに日本語化プロジェクトを立ち上げる予定です。

Zen Cart日本語版のアクセシビリティ対応を急ぎます

デフォルト状態のZen Cartには、残念ながらアクセシビリティ対応(JIS X 8341-3やWCAG2.0に照らして)が不十分なところがあります。これを修正しなければ、アクセシブルでないためにハンディキャップを持った人には使いづらいECサイトが増えることになってしまいます。
日本にZen Cartを紹介した制作会社としてこの点を反省し、できるだけ早くアクセシビリティ対応が完了するようプログラムの修正、テンプレートのリデザインなどを行います。

Zen Cartの管理画面をよりわかりやすく刷新します

Zen Cartの管理者向け画面には多数の機能があり、情報設計も不十分なため使いやすいものとはいえません。管理画面の使いやすさはECサイトを運営する人の日々の業務効率につながるため、アークウェブでは2008年末から「Zen Cartの管理画面かんたん化」プロジェクトに取り組んでいます。
第一バージョンのリリース見込みは2009年の3月末です。